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以前アルバイトとして働いていた大学生が大手企業に内定した。
年収の高さだけではなく、企業価値観の素晴らしさでもメディアによく取り上げられる企業。
その企業のノウハウ本なども出ていて、僕自信こんな会社で働けたら楽しいしいろいろな経験が出来るはずだと気になっていた企業。
そんな会社に地方の大学から内定をもらえるなんてすごい、めちゃくちゃ頑張ったんだなと嬉しくなった。
地方から都会の会社で働くのはそれだけでも大変。情報やモノはどこに住んでいても同じものが手に入るけど、地方出身者には都会出身者とは違って、新しい土地で生活習慣をつくる必要がある。
僕は都会の生活習慣が合わなくて地元で就職した人間だから。学生の時通勤だけでこんなにも消耗している大人達を見ていて僕のには無理だと悟った。大学4年間いたとはいえ、生活基盤が出来上がっていないところではしっかりと働けないと思ったから。
彼のどこが内定に繋がたのか考えてみた。
「立場の違う人と話しが成り立つ」ところではないかと。
僕の仕事は家電量販店の販売員。性別年齢も違えば来店目的も違うお客さんと会話を成立させなきゃいけない。
他の学生は自分が困っていることは発信できる。でも彼はお客さんが何で困っているか、来店目的をしっかり聞いた上で僕らに引き継ぎをしていた。
僕もそうだったが年の離れた人や、えらい人にこちらから話しかけるのは苦手だったし、得意ではなかった。
若い人にはめずらしく、彼にはそれほど抵抗がないようで店長とも女性のパートさんとも食事に行ってしまうほどだった。
何か気の聞いたことを言えるのではなく、立場の違う人にこちらから話しかけれる能力。
話しかけるかどうかは選択・行動の問題だからできないはずはない。上手く話す必要はないのだから。
ただそれだけのことが出来るのかどうか、抵抗があるのかないのか。それが大きな結果につながるのでないか。
会話に限らず、この選択と行動問題は重要だ。失敗することはあるかもしれないが、後悔はしないはず。
じゃあ社会人になってから会話が出来るようになればいいじゃないかと思ったが、それでは遅い。
他人との会話に抵抗がない人は、そうじゃない人が会話の成立にリソースをさかなけれならないときに、他の学習や経験を積むことが出来る分大きなアドバンテージになっている。
彼らは社会に出て一番必要な他者との会話の成立のさせかたをすでにマスターしている。だから人づたえにチャンスを掴むこともできるし、時間的経済的資本を他にまわすことができる。
僕は社会に出て嫌々ながら最低限の会話が成立出来るようになった人間だから、かなりまわ道をしてきた部類だ。
彼に限らずウチで働いてくれている学生はみんな、僕が学生の時と比べて素直で真面目に働いてくれてる。
おじさんだから僕にとっての立場の違う人は学生の若い人たち。彼らと話をするとき、一番驚きと緊張感がある。
そして学びも。
【今日の学び】
小さな選択・行動の繰り返しで大きな結果につながる
学生のうちに「立場の違う人との会話に抵抗を感じない」人がチャンスを掴む
日常の違和感から学びを